先に結論。
「安全→記録→相談」の順で動くと、落ち着いて対処しやすいです。まずは一人にならない工夫、次に事実の記録(日時・場所・内容・証拠)、そして社内の相談窓口(上司・人事・ハラスメント相談窓口・産業医)へ。必要に応じて労働局の総合労働相談コーナーや警察相談専用電話「#9110」も使えます。。
この記事の方針:公式情報を優先し、断言は避けます。制度・窓口は時点情報として記載し、最新は各公式サイトでご確認ください。
先に結論:安全>記録>相談の順で動く(今日やる3ステップ)
- 安全の確保:席や動線を変える/一人で移動しない/帰宅は同僚と/出入口を変える/守衛・総務へ情報共有。
- 記録の開始:時系列メモを今日から。
「YYYY/MM/DD hh:mm/場所/相手の言動/自分の対応/目撃者/証拠の有無」を1行で。 - 相談の準備:上司・人事・ハラスメント相談窓口へ事実ベースで報告。必要に応じて労働局コーナーや#9110も。
「つきまとい等」が繰り返される行為はストーカー規制法の対象になる場合があります(待ち伏せ・押しかけ・連続メッセージなど)。判断に迷うときは早めに公的窓口に相談しましょう。
これは違法になり得る?法律・制度のやさしい基礎
「つきまとい等」って何?例で理解
- 待ち伏せ・見張り・押しかけ・うろつき
- 面会・交際の要求(拒否後も繰り返す)
- 無言電話、連続の電話・メール・SNSメッセージ など
上記はストーカー規制法で例示される典型例です。繰り返しの有無や目的などで扱いが変わるため、具体的な状況を記録したうえで相談するのが安全です。
会社の義務(ハラスメント防止措置)
事業主には、方針の明確化・周知、相談体制の整備、相談時の迅速で正確な確認と適切な対応、再発防止などが義務として定められています。相談者のプライバシー保護や不利益取扱いの禁止も明記されています。
外部の支援窓口
- 総合労働相談コーナー(全国各地、無料)— 労働局・監督署内等で相談可。
- 警察相談専用電話 #9110— 最寄りの警察に接続。緊急時は110。
- こころの耳(厚労省)— 働く人のメンタルヘルス相談・窓口案内。
誰に何を伝える?—社内での伝え方(テンプレ付き)
まずは上司・人事・ハラスメント相談窓口に「事実ベース」で報告します。感情は大切ですが、事実と分けて書くと伝わりやすく、会社側の初動も早まります。会社には相談体制の整備と適切な対応の義務があります。
【社内報告テンプレ(コピペOK)】
件名:つきまとい等と感じる行為の相談(安全確保のお願い)
本文:
1)発生日時:2025/09/25 18:10 頃
2)場所:本社1Fエントランス付近
3)相手:同部署のAさん(フルネーム)
4)行為:退社後に待ち伏せされ、同じ電車に乗られた。SNSで複数回メッセージ(スクショ有)。
5)自分の対応:その場では会話せず、同僚と一緒に移動。
6)目撃者:Bさん(総務)
7)希望:席替え/出入口の動線変更/第三者同席の原則化/産業医面談の設定 等
8)添付:時系列メモ(別紙)、スクリーンショット、エントランス防犯カメラの確認依頼
メンタル面の負荷が強いときは産業医・保健師へ相談し、勤務の配慮や面談の設定も検討しましょう。
記録のコツ:後から見ても「誰が/いつ/どこで/何を」が分かる形に
項目 | 書き方の例 | ポイント |
---|---|---|
時刻・場所 | 2025/09/25 18:10/本社1F入口 | 24時間表記・固有名詞で特定 |
相手の行為 | 入口で待機→後方からついてくる→同じ車両に乗車 | 箇条書きで客観的に |
自分の対応 | 会話せず、同僚Cと合流し別出口へ | 安全優先で事実のみ |
第三者 | 目撃:総務B、守衛D | 実名・部署を残す |
証拠の有無 | カメラ(要確認)/SNSスクショ3枚 | 保存場所・ファイル名も記録 |
ファイル名ルール例:「2025-09-25_1810_entrance_waiting.jpg
」「2025-09-25_chat_IG_001.png
」。
SNSは即ブロックの前に証拠保存→社内共有→必要に応じ#9110へ相談、の順が落ち着いて動けます。
【時系列メモ テンプレ(1行フォーマット)】
YYYY/MM/DD hh:mm/場所/相手の言動(短文)/自分の対応/第三者/証拠(スクショ・録音・カメラ)
社内で止まらないとき:外部窓口の使い方(労働局・警察・メンタル支援)
総合労働相談コーナー(労働局)
全国に設置。ハラスメント対応やあっせん制度の案内など、無料で相談できます。まずは最寄りのコーナーを公式ページで確認しましょう。
近年も相談件数は高止まりの傾向。困りごとを一人で抱え込まないことが大切です。
#9110(警察相談専用電話)
緊急でない不安や迷いの相談窓口です。最寄りの警察につながり、内容に応じた案内が受けられます(緊急時は110)。
こころの耳(厚労省)
働く人のメンタルヘルス相談や、地域の相談機関の検索ができます。電話相談のページも用意されています。
外部相談に持参・準備したいもの
・時系列メモ/スクショ・印刷物/社内報告の控え/身分証/可能なら目撃者メモの写し
よくあるNG/OK対応(やさしく整理)
NG例
- 曖昧な返事(好意と誤解されやすい)
- 単独で直接対峙する(安全リスク)
- 証拠を残さずにブロックだけする
OK例
- 明確な拒否→第三者同席→社内共有
- 「安全>記録>相談」の順で落ち着いて行動
- 必要に応じて労働局・#9110・こころの耳へ
Q&A:よくある疑問
在宅勤務や通勤中、SNSでのつきまといは?
待ち伏せや連続メッセージなどは、つきまとい等に該当し得ます。状況を記録し、社内窓口や#9110に相談を。
会社に相談しても改善しないときは?
総合労働相談コーナーで相談し、必要に応じてあっせん等の制度を検討します。
まとめ:今日できる最小アクションとブックマーク
- 安全:同僚と移動/席・動線の見直し/守衛・総務と連携
- 記録:時系列メモ開始/スクショ保存(ファイル名ルール)
- 相談:上司・人事・窓口へテンプレで連絡→必要に応じ外部へ
関連キーワードを自然に回収(ミニFAQ)
- 職場でつきまとい男性 対処法:安全確保→記録→社内・外部相談の順。
- 職場 つきまとい 男性 相談先:上司・人事・ハラスメント窓口/労働局/#9110/こころの耳。
- 職場 つきまとい 男性 記録:時系列メモとスクショ、第三者の有無、保存フォルダ名。
- ストーカー規制法 つきまとい等:待ち伏せ・押しかけ・連続メッセージなどが例示。
※本記事は2025/09/25時点の公的情報をもとに作成しています。制度や運用は変更される場合があります。最新は各公式サイトをご確認ください。
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